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バッハ:管弦楽組曲

クラシック / バロック · 1978–79

バッハ:管弦楽組曲

トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンサート

바흐: 관현악 모음곡 · 트레버 피녹 / 잉글리시 콘서트

この一枚を聴く理由

大きな序曲と小さな舞曲の寸法の違いから、四つの組曲をたどる。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

有名な旋律を目印にする前に、序曲の後で音楽の歩幅が変わるところを聴いてみたい。大きく構えた入口から、短い踊りが続く空間へ。ピノックとイングリッシュ・コンサートによるバッハの管弦楽組曲は、この切り替わりを手がかりにすると、一曲ずつの表情をつかみやすい。

作曲したのはヨハン・ゼバスティアン・バッハで、ピノックとイングリッシュ・コンサートはその作品を演奏する側にいる。項目の一九七八〜七九年は作曲年ではなく録音の時期を示す。第一〜三番は一九七八年のロンドン、第四番は翌年のミュンヘンでの録音と案内されている。リンク先は四曲を二十四トラックにまとめた一九九九年の編集盤であり、表示年を再録音の年と取り違えないようにしたい。

入口を省かずに

組曲は複数の舞曲をまとめた形式だが、その冒頭には長い序曲が置かれる。フランス風の序曲では、長短の音を組み合わせた堂々とした動きと、声部が次々に加わる速い部分が大きな輪郭を作る。その後に来る舞曲は、同じ大きさを縮小して繰り返すだけではない。重心や句切りの位置が変わるので、舞曲名を全部覚えなくても、足取りの差から聴き進められる。最初の入口を聴くことが、後の小ささを味わう準備になる。

番号を物語に変えない

残された四つの組曲は、最初から一続きの四部作として構想されたものではない。番号順に並ぶからといって、第一番から第四番まで一つの筋書きを探す必要はない。第二番ではフルートの動きを道案内にし、第三番では長い序曲からエールへ移る時間の変化を味わう。各作品の冒頭で耳をいったん立て直すほうが、同じ演奏者によるまとまりと、作品ごとの違いを同時に受け止められる。全曲を一度に聴き切る必要もない。一つの組曲でいったん休み、次の序曲を別の日の入口にしてもよい。前回の旋律を正確に覚えていなくても、重い足取りから軽い足取りへ移った感覚は比較できる。作品名を覚えることと、音楽の長さを身体で感じることを別々に進められる聴き方だ。

抜粋の隣を取り戻す

バディネリもエールも単独で親しめる音楽だ。ただし前後の楽章を戻すと、その役目が変わる。第二番のメヌエットからバディネリへ進めば短い疾走が終曲になり、第三番の序曲を経たエールには広い余白が生まれる。さらに次の舞曲まで続けると、静けさも大きな流れの途中だったことが分かる。まず二つの楽章を組にして聴き、その後で組曲全体へ広げてみよう。知っている旋律の数を増やすよりも、始まりと終わりの距離を耳で測る楽しみが残る。

曲からたどるアルバム

第二番のメヌエットからバディネリ、第三番の序曲からエールへ続けて聴く。

  1. Suite No. 2 in B Minor, BWV 1067: VII. Badinerie

    フルートの細かな音を追った後は、その下で拍を刻む弦に耳を移してみよう。上声が向きを変えても、支える動きが見えると速さの中に区切りが生まれる。これは独立したフルート協奏曲ではなく、第二組曲を結ぶ楽章だ。前のメヌエットから続けて聴けば、短さが終曲としての身軽さになる。音を一つずつ数える代わりに、細かな型がどこで終わるかを探すのもよい。旋律の走り出しより、弦とともに着地する瞬間に注目すると、速い音楽にも呼吸の場所があると分かる。もう一度聴く際はフルートを主役から外し、伴奏の反復だけをたどってみたい。同じ短い曲でも、何を道案内にするかによって見通しが変わる。

    参考資料 · Apple Music: Pinnock / English Concert, 1999 compilation, 24 tracks
  2. Suite No. 3 in D, BWV 1068: II. Air

    長く伸びる上の旋律だけでなく、その下を進む低い弦にも耳を向けたい。音楽が浮かんでいるような瞬間にも、和音を次へ運ぶ道筋は動いている。ここでのエールは第三組曲の第二楽章であり、別の独奏用編曲を紹介しているのではない。直前の序曲から入ると、静かな響きが大きな空間の変化として感じられる。一度は最上声を、次は内声が隙間を満たすところを追ってみよう。よく知る旋律の背後にも、時間を保つ複数の線がある。終わったところで止めずに次のガヴォットへ進むと、この穏やかさが作品全体を止めるものではなく、異なる歩幅を持つ一場面だったことが見えてくる。

    参考資料 · Apple Music: Pinnock / English Concert, 1999 compilation, 24 tracks

次に聴く一枚

同じバッハの声楽による時間の組み立ては、classical-21のロ短調ミサ曲へ。

Bach: Mass in B minor ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。