韓国の音楽 / 1980年代 · 1985
조용필 7집
チョー・ヨンピル(조용필)
조용필 7집 · 조용필
この一枚を聴く理由
輪郭の明確な反復と、遠くへ伸びる声。ロックの推進力を歌の旋律の中で動かす1985年の第七作。
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収録曲・試聴
日本語編集版
アルバムの物語
「어제, 오늘 그리고」の規則的な動きと、「미지의 세계」で大きく開く歌を続けて聴くと、同じ声の置かれる場所が変わる。チョー・ヨンピルの七枚目は、親しみやすい旋律と強い伴奏を交互に並べるだけの作品ではない。細かな反復の上で声が長く伸び、また拍へ戻る。その行き来に、よく知られた曲をもう一度聴く面白さがある。
1985年の本作について、公式YPCの紹介はハード・ロック、ニューウェイヴ、シンセポップを前面に出した作品と説明する。ジャンル名を当てることを目的にせず、鍵盤の反復やバンドの押し出しが歌とどう重なるかを聴きたい。歌声を引き立てるために伴奏が常に引くわけではなく、旋律が広がる場面では楽器も同じ方向へ力を加える。輪郭のはっきりしたリズムがあるからこそ、長い音にも動きが残る。
前半の距離の変化
「눈물로 보이는 그대」で始まる流れは、二曲目の「어제, 오늘 그리고」で異なる足取りを得る。その先の「나의 노래」「내가 어렸을 적엔」も、一枚を同じ強さで押し通さないための別の表情として聴ける。六曲目の「그대여」まで進む間に、声の占める広さがどう変わるかを追ってみよう。各曲を単独の代表曲として取り出す時とは違う、前後の関係が見えてくる。反復が目立つ曲でも、歌の一節をどこで切るかによって速度の印象は変わる。速さだけを比べず、次の言葉を待つ短い時間にも耳を向けたい。力のある声が、いつも同じ長さで鳴っているわけではない。
柔らかな曲の後に
後半の「들꽃」と、ユ・ジェハ作曲の「사랑하기 때문에」は、「미지의 세계」に入る前に穏やかな呼吸を置く。ここでのチョーの歌唱と、ユ自身による録音は区別したい。その後「아시아의 불꽃」「여행을 떠나요」へ進むと、外へ向かうような流れを感じられる。これは公式な物語設定ではなく、曲順から見つけられる聴き方の一つだ。広がりのある曲が大きく聴こえる理由は、その曲だけでなく直前の時間にもある。
盤の構成も確かめて
現在の公式曲目とリンク先の配信盤は十一曲で、「여행을 떠나요」が最後に置かれている。一方、当時の地球レコードのLP、JLS-1201933には、その後に「진짜 사나이」を加えた曲目が確認できる。両者を同一の構成と呼ばず、ここでは十一曲の配信順を中心に紹介する。言葉の意味が分からなくても、声が伸びている間に伴奏が何を繰り返すかは追える。歌い出しだけでなく、声が途切れた後に残る動きへ注意を向けると、旋律とリズムを結ぶ仕組みが分かってくる。
曲からたどるアルバム
「사랑하기 때문에」から「미지의 세계」へ進み、声の広がりと反復する拍の関係を聴こう。
어제, 오늘 그리고
一定の動きを続ける伴奏が、長く伸びる歌にもはっきりした輪郭を与える。まず楽器の反復を追い、次に声へ注意を移してみよう。歌が休んでいる間も伴奏は進み、次のフレーズが入る場所を準備する。公式紹介にあるニューウェイヴやシンセポップの方向を、抽象的な名称ではなく実際の動きとして捉えられる部分だ。ただし一つの様式の見本として聴く必要はない。旋律は規則的な枠に収まるだけでなく、そこから長く伸びる。二度目には声のない短い間を意識すると、歌が戻った時に感じる安定感がどこから生まれるか、もう少し具体的に聴き分けられる。
参考資料 · YPC official: 조용필 7집,1985 and11song programme미지의 세계
長く伸びる声に伴奏も力を加え、前の「사랑하기 때문에」から空間が開くように感じられる。音を伸ばした後、再び拍に戻る瞬間を探してみよう。力を増すだけでなく、区切りを作ることが次の動きを生む。題名は説明的には「未知の世界」と訳せるが、公式邦題として示すものではない。米国配信では九曲目が「Outfield」と表記されているものの、公式十一曲の順序ではこの韓国語題に対応する。後年のコンサート音源や別の編集盤と混同せず、このアルバムの中に置かれたスタジオ録音を入口に、前後の曲との距離も丁寧に聴き取りたい。
参考資料 · Apple Music: Jo YongPil 7, Jigu11track edition
次に聴く一枚
キム・ヒョンシクの第2集(김현식 2집)と並べ、長い歌のフレーズをリズムが支える方法の違いに注目したい。
김현식 2집 ↗参考資料と編集について
日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。