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Telemann: Tafelmusik

クラシック / バロック · 1989

Telemann: Tafelmusik

ムジカ・アンティクヮ・ケルン/ラインハルト・ゲーベル

텔레만: 타펠무지크 · 무지카 안티콰 쾰른

この一枚を聴く理由

大きな合奏と小さな対話が、同じ構成の中で違う距離を作る。

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収録曲・試聴

日本語編集版

アルバムの物語

合奏が空間を開いたあと、少ない旋律だけが近くに残る。テレマンの『Tafelmusik』では、この大きさの変化が一曲の美しさと同じくらい面白い。ラインハルト・ゲーベルとムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏は、句の始まりと終わりを明瞭に示し、楽器から楽器へ言葉が渡る場所を追いやすくする。

1733年に出版された『Musique de table』は、三つの部に分かれた十八作品の集成である。各部は序曲組曲、四重奏曲、協奏曲、トリオ、独奏ソナタ、終曲という順を共有する。この演奏は録音資料で1988年とされる一方、レーベルの全集発売日は1989年とされている。本稿では作品の出版年、録音年、発売年を分ける。接続するのは抜粋盤ではなく、三部すべてを含む七十トラックの版だ。

同じ順序、異なる景色

大きな合奏から少人数の曲へ移ると、音量が小さくなるだけでなく、一つの旋律が始まる場所が近く感じられる。再び編成が広がると、その細かな動きも別の重さを持つ。同じ六種類の形式が三度戻ってきても、楽器や旋律が変わるため、単純な繰り返しにはならない。全曲を一度に聴くのが長ければ、まず一つの部を選べばよい。題名をすべて覚えるより、音の距離がどう変わるかを追うほうが構成をつかみやすい。

三つの声部を追う

トリオという名前を、そのまま奏者三人の意味にしないようにしたい。基本となるのは二つの旋律と低音という三声部で、低音を実現する楽器は複数になり得る。第一部の変ホ長調トリオでは、上の二つの線が寄り添ったり違う方向を向いたりする間、下の流れが対話を支える。一度は一方の旋律だけを追い、次にもう一方へ注意を移してみよう。全部を同時に把握しようとしないことで、かえって楽器同士の関係が見えてくる。

食卓という題名の先

食事の音楽という名前だから、背景にだけ置く必要はない。長い序曲と短い終曲は、それぞれ違う役目を担っている。全曲の長さも、一気に聴き終えるための課題ではなく、入口がいくつもあるということだ。短いトリオの一楽章から入り、同じ部の序曲へ戻ってみよう。近くで聴いた対話が大きな合奏の中ではどう変わるのかを比べられる。最後の短い曲から逆に入口を探すこともでき、曲集の形を自分の耳で組み立てられる。短い部分を選んで繰り返すなら、今度は低音へ耳を移すのもよい。上の旋律が自由に動くあいだ、何が全体の歩みを支えているのかが分かる。聴く場所を変えるだけで、同じ曲の中に別の流れが見えてくる。長大な曲集を遠くから眺めるだけで終わらないための、小さな手がかりになる。

曲からたどるアルバム

一つの部の中で、編成が大きくなったり小さくなったりする順を追う。

  1. Production I: Trio in E-flat major, TWV42:Es1 — I. Affettuoso

    二つの旋律が近い距離で応答し、低音がその会話をつなぐ。第一部の四番目の作品である変ホ長調トリオの第一楽章で、接続する全集では第二ディスクの冒頭に位置する。トリオは声部の構成を示し、奏者が必ず三人という意味ではない。まず上の旋律を一つだけ追い、次にもう一方が入る場所を探してみよう。同じ方向へ進むのか、別の道を作るのか。穏やかな表面にも動きがある。小編成は序曲の縮小版ではなく、返事をするまでの時間を近くから聴ける場所だ。次の楽章を急がず、句が終わるところまで注意を保つと、その役割が分かりやすい。低音も聴こう。

    参考資料 · WDR: Otto Hagedorn,1733 collection structure and TrioTWV42:Es1
  2. Production III: Conclusion in B-flat major — Furioso

    短い終曲が、長い全集の最後をはっきりと閉じる。第三部の変ロ長調の終曲であり、協奏曲の一楽章を抜き出したものでも、追加のアンコールでもない。接続版では最終ディスクの最後に置かれる。初めは速い流れを追い、二度目には合奏が一緒に音を出したり止めたりする場所を聴こう。速さだけでなく、句の境界が明瞭なことも結末の力になる。短いからこそ、全集への入口にも使える。この曲を先に聴いて第三部の序曲へ戻ると、両端が小さな編成の作品を囲む枠として感じられる。長い一覧の端という以上に、曲集の形を示す音楽なのである。区切りを聴こう。

    参考資料 · Early Music FAQ: Maurizio Frigeni,1988 recording and complete programme

次に聴く一枚

同じ全集の別の部を選び、六つの形式が異なる楽器でどう変化するか比べたい。

Rameau: Les Indes galantes ↗
参考資料と編集について

日本語の読者に向けて独立して編集した記事です。作品の事実関係は下記の資料を参照し、聴きどころは編集上の解釈として記しています。AIによる編集・検査を実施しており、第三者の読者による実査ではありません。